一ヶ月

東日本大震災から一ヶ月が経過しました。不幸にも亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方の暮らしが少しでも早く平穏を取り戻せるようお見舞い申し上げます。
わたしは去年末に妊娠がわかり、出産に向けて引越をすることになり、業者さんに頼んで家財道具を新居に運んでもらって、さあ開梱するぞという瞬間に地震に遭遇しました。東京だけど、本当に今まで経験したことないレベルの揺れで、業者さんたちと一緒に道路に飛び出したとき、すぐ近くで建設中の新築マンションの上のほうでクレーン車みたいなののアームがぐらんぐらん揺れてて、その光景に吐きそうになった。
ただ、食器とかは業者さん(プロ)によって全部梱包されてた状態だったので、物理的な被害は少なかったです。逆に、慣れない新居で妊娠中で夫は仕事で 9-23 時不在…という状況はそれなりにヘヴィーだった…かもしれない、今にして思えば。震災後 2 週間くらいの記憶があんまり残ってません。一応毎日家で仕事してたんだけどナー。
東京でも買占めや物流の停滞で物不足がそれなりに発生していて、いままではその日の気分で食べるものを選ぶことを好んでいた夫も、コンビニでお昼が買えない!という事態に直面し、簡単なお弁当を持ってゆくようになりました。あと、ホントいろいろな面で価値観が変わった感じがあって、家で作ったものを食べられる「日常」の大事さを、お互いに思い知ったというのもあったかもしれない。この一ヶ月は、これまで以上にちまちまと食事を作っていた気がします。
そんな、震災後のごはんを羅列しておきます。自分メモという感じなのでコメントはあんまりつけません。たぶん、これらの写真を見たら何年か後でも、「ああ、このときは食材不足でこういうメニューだったな…」とか思い出せるような気がする。必死で日常を守ろうと、自分なりにやったことがこれらの食べすぎ感満載の画像に残っているかなあという感じです。
引越のために冷蔵庫空っぽにしてたせいで、数日経ってスーパーに買い物に行って生鮮食品たくさん買ってたら、レジで知らないおばさんに「買占めとか利己的すぎて信じられない」「神経を疑う」と意地悪言われて泣きそうになったこととか、東京都の水道水について乳児の摂取制限が出た日に「妊婦はどうしたら…」と動揺したこととか。引越後に買った家具が震災の影響でなかなか来なくて、途中からごはん置いてるテーブルの素材が変わってることとか、夜は節電で電気かなり暗いからごはんも赤茶けて写ってることとか。妊婦だから食べすぎちゃいけないのにスキあらばおやつを食べようとしていることとか、途中から納豆が食卓に復帰したこととか。
そういうのが全部、半笑いで懐かしく思い出せる日が来ると思う。ので。

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