おひなさま


ひなまつりが近いので、桜餅を作った。「桜餅」といっても上方のやつ、いわゆる道明寺ですね。
27で一人暮らしをするとき、母が奈良の白木の一刀彫りの立ち雛を買ってくれたんだけども、完全に母の趣味の一品ゆえ、33で一度実家に戻ったときに母に預けていた。それを、36で嫁に行くときに持って行くのを忘れ、先日「取りに来い」と言われて母から授受。せっかくなので飾ろうかな、と思ったらアレですよ、緋毛氈がない!
そんな訳で、久々に帰りに新宿に寄って手芸用品店で朱色のフエルトを購入。フエルト買うのちょう久しぶりで気持ちが盛り上がった。今度マスコットとか作りたい…(えー)。
その後、お友達の誕生日プレゼントを買いにさまよい込んだ伊勢丹で、豊島屋のおひなさま用のらくがんを発見。うきうき買って、クッキーの抜き型がほしーなー、とクオカに寄ったら、手作り桜餅キットとゆーのがあったので、勢いづいて買ってしまったという次第。
8個分のレシピに従って作ったのに、全部で7個しかできなかったのは、道明寺粉が固くなりすぎてうまくのばせなかったからっぽい。とはいえ、レンジで蒸すだけなので、単に加熱しすぎかな…夫婦2人で7個はさすがに喰えんので、キットについてたケースに入れて、翌日お会いする予定のお友達たちに押し付けることに。夫は「あのおやつ好きな人たちにこんなものあげてだいじょうぶなの? しかもおいしいおやつがたくさん売ってる手創り市で??」とわなないていた。ははは。
キットは、すごく簡単でよかったですよ。着色の粉(紅麹)と道明寺粉と缶入りこしあん、桜葉とプラスチックの和菓子ケースのセット。が、付属レシピは8個分なのに、あんこはその分量の2倍、道明寺粉は4倍、桜葉は10倍、紅麹は100倍くらいの量の梱包でびっくりした。お店で売ってる最小単位の個装が入ってたんだろうなあ、こうなったら近々もう一度作るしかないか…。
見栄えがまともなやつからお友達用にまわしたため、おひなさまの分はボッコボコであんが透けてます。夫とわたしが食べた分もそんな感じだった。まあ、しょうがない。あとホントは桜の塩漬けをのせたカップケーキも焼いたんだけど、膨らみすぎて溶岩みたいな吹きこぼれがたくさんできたので写真には入れませんでした。さすがに。