皮から手作りピザ

先々週から「NHKきょうの料理ビギナーズ 2018年2月号 [雑誌] (NHKテキスト)」を見てごはんやらおやつやらを作り続けている訳ですが、このビギナーシリーズは使えるヤツではあるにせよ、この年齢になって「ビギナー」ってこたあないだろう、と思いつつ、何故こんなにこの雑誌を熟読しているかといえば、「炊飯器でピザを焼いたらいいよ」でおなじみの恋人が目の色を変える、手作りピザのレシピが載っておったからです。
そんな訳で、何の予定もない休日を見計らい、粉を買い込んで作ってみたよ。
強力粉 350g と薄力粉 150g、ベーキングパウダー小さじ2、塩小さじ1/2。これをお湯 330cc でひたすらこねる。1時間以上醗酵させて丸く延ばして、具を載せて200度で20分くらい焼く。基本的にはこれだけ。粉をこねるのは恋人に任せてみた。力仕事だし、熱意が全然違うので、なんか任せたほうがいい気がしたので。結果的には正解だった。割と力使う作業ですよ、あれは。
そんな訳で、粉をこねたり醗酵させたりしている写真はわたしは撮ってない。恋人は何回も撮って、醗酵して膨らんでゆくさまを嬉しそうに記録していた。
1枚目はトマトピューレを塗って、ソーセージ、ピーマン、たまねぎ、しめじを載せてオリーブオイルをちょっとかけて、スライスチーズを上からべちゃーっと載せて焼いた。

わあもう、チーズが溶けてることしかわからないよ! えーとえーと、あ、カットしたのはこっちです。

形が四角いのは、丸めておいて醗酵させたタネを丸く延ばすときに、恋人がうっかりぶにゃっと潰してから延ばしてしまったせい。
しかしこれがさ、むぬすごおおおおくおいしかったんだよねえええええ…! 皮が粉の味がぎゅってしてちょううまい。具の按配も丁度よくって、ビールが進む感じでばくばく食べた。
こりゃいいや、と調子に乗って焼いたのがこっちの2枚目。

今度はちゃんと丸いです。にこにこ。ホールトマトの実だけ潰して、生バジルとモッツァレラチーズとプチトマトをがーんと載せて焼いた。残念ながらモッツァレラから水分が出て皮がびちゃびちゃに…あとトマトだけだと味がちょっと頼りなかったので、アンチョビベーストを一番下に塗ってからにしたらよかったんじゃないかなーと思った。塩気もモッツアレラだけだとちょっと足らなかったー。
でも粉こねるのってむちゃくちゃ楽しいですな! 何より、こねたての粉ものっておいしい…! 恋人はピザに凝りそうだと言ってたけど、わたしは他の粉ものも作りたくなった。皮からつくる餃子とか、想像しただけでおいしそうだ!(でれでれ)
ともあれ、今回こねた粉の 1/4 ずつで今回2枚焼いて、残りの 1/2 を3等分してまた丸く延ばした皮を焼いた上体で冷凍してあるのです。来週末にまた焼いたるねん。今度は魚介にも挑戦したい、トマトピューレににんにく加えてイカエビアサリとか? ゆでたじゃがいもとか載せてもおいしそうよねえ。わーい楽しみ。
そしてホールトマトの汁部分は、ピザの残りのたまねぎとバジルと、シチューの残りの鶏肉と、お弁当用に買っておいたスナップえんどうとでトマト煮に。

ちょっと味が頼りなかったけど、まあ、これはこれで。遊び気分で楽しんで、それなりにおいしくもあって、大満足の晩ごはんであった。